印章・印鑑
2017/10/04

ハンコの語源

「印章」、「判子(ハンコ)」、「印」、「印鑑」など様々な呼び名がありますが、語源はどのようなものなのでしょう。

「印章」の語源は、中国の秦、漢の時代に遡ります。
秦より前の時代は秦の時代(BC778~BC206)、始皇帝が政府の文書に璽印(じいん)を用いることを始め、「璽(じ)」は皇帝専用、臣下は全て「印」と称しました。
その後の漢の時代(BC206~AD220)、武帝が高級官吏の印を「印章」と呼ぶ制度を取り入れた、というのが「印章」の語源となります。

「ハンコ」の語源は、
①江戸時代の木版画に使用された版木を「版行/板行(はんこう)」と呼び、それが音変化して「判子(はんこ)」(判子は当て字)と呼ばれるようになった
②「版行/板行(はんこう)」は版木で書物や文書などを印刷して発行することを意味するが、それと印章で印影を捺印することが混同された
③「判を捺すことを行う」→「判行」→「判子」と変化した
など諸説あり、真相は明らかになっていません。

ハンコの語源
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