印章の文化史 印章の起源Ⅱ(円筒印章の活躍と終焉) ボタン型のスタンプ印章の次に作られたのはシュメール人の四大発明の一つでもある円筒印章です。 円筒印章はその名の通り円筒状で、転がすことにより連続した文様を速やかにつけることができます。サイズは長さ1cm~6cm直径2~3cmで、材質は瑪瑙、クロライト、ラピスラズリ、大理石、ヘマタイト、貝、テラコッタなど様々なもので作られていました。 円筒印章が普及した背景には、交易活動の活発化があります。外部との... 円筒印章