印章の文化史 2018/08/29 印章の起源Ⅵ(日本における印章の歴史 NO.1) 日本においての印章の歴史はどのようなものだったのでしょうか? 中国の漢時代に光武帝より「漢委(倭)奴国王」と陰刻された金印が贈られたのが西暦57年。それから644年後の701年に、大宝律令が制定され、その律令の中には官印、公印を定める印章制度がありました。それは中国の隋や唐に倣ったものです。中国では、2世紀後半には上質な紙と朱肉の発明により、印章の需要が急速に広まっていました。 奈良時代後半になる... 官印 私印